排水処理の最適な形をご提案して形にする
株式会社山協製作所には、水処理装置の設計から施工までをご提供するという事業の「柱」があります。膜分離技術による水処理装置は、高い技術力と責任施工による信頼という評価をいただいており、山協製作所の製品は上下水道や工場、医療福祉関係などさまざまな方面で活躍中です。
工場など各種施設から出た排水を放流するには、不純物や汚染物質を除去して放流基準を満たす必要があります。そのために必要な性能やスペックはそれぞれの施設によってケース・バイ・ケースです。排水の水質や水処理装置を設置する場所などの調査をおこない、お客さまのご要望や各種の事情を考慮した上で、最適な装置計画をご提案いたします。特に工場排水は生産物によって排水の水質が変わるため、今だけでなく将来に向けて生産の予定があるものを考慮した水処理装置を設計いたします。
こうしたきめ細かい対応を可能としているのは、長年にわたる豊富な事例から得られた知識やノウハウです。納期やコストなども含めた最適なご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
設計から製造、組み立て、施工、試運転まで責任施工
山協製作所では、水処理装置の設計から製造、組み立て、そして設置現場での据付、最後の試運転にいたるまで全工程をワンストップ化しています。そのためお客さまからのご発注は一元化され、各工程間における情報の共有や柔軟な対応といった多くのメリットを実現しています。
万が一、性能保証の基準を満たしていないという場合であっても、最後まで責任をもって目標となる基準をクリアするまで対応をいたします。
お客さまにとって必要なのは「設置が完了したこと」ではなく、「期待どおりの浄化性能が発揮されて排水が放流基準を満たすこと」です。そのゴールに到達するまで責任をもって仕事をしてきた実績が、現在の信頼やお客さまからの評価につながっていると自負しております。
鉄工所から「水」のプロフェッショナルへ、ものづくりへのこだわり
山協製作所は金属加工を手がける鉄工所としてスタートした、ものづくり企業です。現在は水処理装置の分野に強みを持つ技術者集団となることができましたが、創業時からのつづくものづくりへの思いは同じです。 もちろん現在も金属加工業務を手がけておりますが、金属製品も水も私たちの社会や生活にかかせないものばかりです。そんな大切な役割を担う企業として、よいものを作ること、そのよいものがお客さまや多くの人を幸せにすること。そのために技術を磨き、さらによいものへと歩みつづけることが山協製作所の強い思いです。
膜分離活性汚泥法(MBR)のメリットをいかす確かな技術
山協製作所が手がける膜分離活性汚泥法(MBR)には、実に多くのメリットがあります。それらのメリットを総合すると「装置の小型化による省スペース化」「処理水の高品質化」「エネルギー、排出物の低減」といったように、実際の現場に水処理装置を設置して稼働させるうえで実利的なメリットばかりです。
山協製作所は水処理装置の設計、開発においてこの膜分離活性汚泥法に着目、食品系工場や宿泊施設、農場、厨房排水処理施設、化学工場など多くの事例で高い評価をいただいてきました。
とても優れた技術である一方で、この膜分離活性汚泥法は膜に対する十分な知見とノウハウがなければ真価を発揮することができません。特に浄化の難易度が高い排水ほど目詰まりを起こしやすく、こういった難易度の高い環境でこそ山協製作所の技術とノウハウが発揮されています。
水に関する事業、商品化に必要な実証プラントでも豊富な実績
山協製作所が有する水処理技術を活用して水に関する新たな事業や商品化をお考えのお客さまから、大量生産の前段階として性能の実証プラントを設置したいというご相談をいただくことがあります。
こうしたニーズにおこたえして、山協製作所が蓄積している水処理に関する豊富な知見やノウハウをいかし、実証プラントの設計および設置もおこなっております。実験段階であることから最適なセンサーやポンプ、各種機器類の選定からご提案が可能で、お客さまのニーズに合った最適なプラントをご提供いたします。
おかげさまで創業からまもなく半世紀、信頼と実績をこれからも
山協製作所の創業は、昭和53年(1978年)です。おかげさまでまもなく半世紀を迎えるだけの歴史を積み重ねることができました。
ものづくり企業として「ものを作ること」が仕事なのではなく、「作ったものが役立つ」ための仕事をすることが私たちの役割であるという思いは、今も全く変わっていません。ここに私たち山協製作所の強みと企業価値とあると考え、これからも信頼と実績を積み重ね、技術がもたらす持続可能で豊かな社会の実現に汗を流してまいります。